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tsu-na-ga-ru のボッタ
「ボッタ」は、駄菓子屋さんの奥座敷で子どもたちが食べる料理だった。40年ほど前まで駄菓子屋さんにはお好み焼きテーブルがあり、それを囲んで「ボッタ」を焼きながら会話を楽しんでいた。そして、理由はわからないが千住地区だけこの料理を「ボッタ」と呼んでいた。同じように駄菓子屋さんで食べるこの料理は千住地区以外にもあったが、足立区の他の地区や台東区・墨田区・荒川区などでは「もんじゃ」と呼んでいたそうだ。
しかし、現在のお好み焼き屋さんで提供される「もんじゃ」は「ボッタ」ではない。具材が多過ぎるのである。よって、「ボッタ」を再現するには、具材を先に焼いて胃の中へ片付けるという美味しい準備が必要になる。そして、ドンブリに残る汁とわずかなキャベツを調理しながら会話の合間にそれぞれが自由に気ままにゆっくりと焼いて食べることが「ボッタ」なのだ。
広く焼いた「ボッタ」をみんなで取り分けることもあれば、それぞれが小さく焼くこともある。ベビースターラーメンを入れる人もいればソフトせんべいに挟んで食べる人もいる。鉄板に絵を描きながら焼いたり、思いつく文字に焼いて遊ぶこともできる。鉄板を囲んだ人たちがそれぞれの楽しみ方を探して何かを発見することで日常から解放され会話が弾んでいく。これこそが「ボッタ」の魅力なのだ。いうなれば、「ボッタ」は個性を見せ合い融合しながら会話を楽しませ、tsu-na-ga-ruをつくることができる至宝の料理なのである。
2018-2-25
イベント開催
あの千住のボッタが帰ってきた!
~影絵とトークで時間を超える~
tsu-na-ga-ruのボッタ
2018-1-21
音盤千住Vol.1リリース
「tsu-na-ga-ruのボッタ」音源収録
記念プログラム開催
音盤千住」レコ発企画|聴きめぐり千住!
「アサダワタル 千住タウンレーベル」
2017-8-26
「ボッタ」のプレゼンテーション
「第2回だじゃれ音楽研究大会」
2017-2-26
「tsu-na-ga-ruのボッタ」音源
デモ作品発表
「千住タウンレーベル 試作品(デモ)発表会」